軽自動車を買った
カブでは高速道路を走れず、風雨の時に出かけられないという問題があったため、スズキのアルト(HA36S)を購入しました。ナビつけて、ETC付けて、レーダーブレーキサポート付けて、その他よく覚えていないが細々としたオプションを付けて100万円でお釣りが来るという、貧乏人の懐に大変やさしい車です。
さて、新しい乗り物を買いましたので交通安全のお守りが欲しい。安全は全てに優先しますので自分自身で注意するのは当然のことですが、自身ではどうしようもない不可抗力な事故、例えば居眠り運転の夜行バスが突っ込んでくる、橋を渡っていたら橋が崩落する……などといった事故も起こりうるわけです。
不可抗力な事故を避けるには以下の対応策が考えられます。
- 事故の息遣いを感じて事前に事故の気配が無いか探る
- 神頼み
私は毎日新聞の方と違い予測困難な事象の息遣いを感じる能力はありませんので、神頼みの対応策を採ることとしました。
神頼みとなればどこの神社へ行くべきか。もちろん流山市民であれば赤城山の赤城神社でしょう(参照:流山市民ならば赤城山へ行くべし)。
道の駅さかい(2015/04/29 11:56)
初石公民館前から車を運転すること1時間半、道の駅さかいに到着しました。
食欲が無かったためコーヒーだけを飲んで早々に出発します。
群馬県道16号(2015/04/29 15:06)
主に国道364号を走りつつ、群馬県道16号経由で赤城山へ向かいます。前にカブで来た時は狭い道もさほど苦ではありませんでしたが、軽自動車とはいえ4輪だと見通しの悪いカーブや対向車とのすれ違いで神経を使います。
さて、このアルト。街なかではとても良く走りストレスがありません。動力性能という面ではBセグメントに属するコンパクトカーとさほど違いはなく運転でき、車体が小さいため細い道路でも楽ちん。最近は街を走る軽自動車が多く、登録車も買えない貧乏人が増えたのかなと思っていたのですが、街なかしか走らないならむしろ軽自動車のほうが総合的には満足度が高いかもしれません。
しかしながら、高速道路と山坂道はストレスがあります。高速道路では余裕が無くなり、山坂道では失速します。ターボが付いてればまた別かもしれませんが、ノーマルの軽自動車はあくまでもタウンユースが目的であると理解すべきでしょう。
個人的に気に入ったのはAGSというトランスミッション。簡易ATというか、自動MT(変な言葉)というか、MTをベースにしつつクラッチや変速を自動で行うというトランスミッションです。最安グレードを買ったため一般的なCVTではなくAGSになってしまったのですが、普段はカブに乗っており、昔MT車に乗っていた身からするととても運転しやすい。
CVTもかなり改善されましたが、アクセルを踏んだ時のエンジンの動きや実際の車の挙動がリンクせず、なんだか気持ちが悪い。その気持ち悪さがAGSでは全くありません。もちろん、CVTに慣れた人からするとAGSの方が気持ち悪いと思うでしょう。特に、変速時にトルクが抜けるのは受け入れがたいかも。
燃費が良いのも素晴らしい。街乗りでぞんざいに運転しても20km/L程度、気をつけて運転すれば25km/L、郊外を走れば30km/Lを超えます。まあ、街乗りで45km/L、郊外だと60km/Lをも実現できるカブ90にはかないません。
小沼(2015/04/29 15:21)
お気に入りの場所である小沼へ到着しました。いつ来ても人が少ない。せっかくなので一周します。
この人の少なさがたまらない。
大沼(2015/04/29 15:52)
せっかくなので大沼のあたりも散策します。
赤城山といえば国定忠治。赤城の山も今宵限り……。忠治の像がありましたがあまり手入れされていない。観光客もいない。
このいかにも昭和な店が良い。子供の頃は観光地にこんな店が並んでぼったくっていたな(この店がぼったくってるとは言ってない)。最近はどこも小奇麗になってしまってつまらないのですが、赤城山は期待を裏切りません。
赤城神社(2015/04/29 16:08)
今回の目的地である赤城神社に来ました。
山頂ですので冬にはたくさん雪がふるのでしょう、ガチな雪かき機が備えてありました。
お参りを済ませ、目当てのお守りを購入しさっそくアルトに付けてやりました。これで不可抗力な事故を避けられるはず。それにしても最近はお守りにまでぐんまちゃんが使われているんですね、さすがゆるキャラグランプリで1位になっただけのことはあるな。ぐんまちゃんかわいい。
沼田市(2015/04/29 17:26)
せっかくなので焼きまんじゅうでも食べようと沼田に降りてきました。何やら露天が出てお祭りをやっております。
のぼりを見るとわらべフェスタと書いてありますのでわらべフェスタというお祭りなのでしょう。適当にぶらついて満足したので撤収。
道の駅こもち(2015/04/29 18:16)
沼田で焼きまんじゅうをたべるはずが、お祭り見物をして満足し食べそこねました。せっかく遠い所まで来たならば土地のものを食わねば。土地のものといえば道の駅。ということで渋川の道の駅に来ました。
焼きまんじゅうは売っていなかったので、土地っぽいものを適当に購入。
まずはみそパンなるパン。みそパンって生地に味噌をねりこんで固めに焼いたアレをイメージするのですが、これは普通のパンの間に味噌を塗りこむという安直なパン。
ところがこれがなかなかうまい。味噌が甘じょっぱくてパンによく合う。このシンプルなパンも良いですが、何か歯ごたえのある具材、例えばごぼうとかそういったものを挟んでもおいしそうです。それにしても、このパンそのものがうまかった。このパン屋の普通のパンを食べてみたい。
つづいておやき。おやきって長野だと思うのですが群馬でも食べられているようです。
しそとサラダ油の味がしました。
そして群馬といえばこんにゃく。醤油と唐辛子で煮た玉こんにゃくがありましたので買い求めました。
もちろんこれはうまいに決まっています。まずいわけがない。
それにしても群馬イコールこんにゃくという式はもはや一般常識といっても過言ではありませんが、群馬におけるこんにゃく芋の生産量は日本全体の生産量のうちどれだけの割合を占めるのでしょうか。5割はいってそうですが、気になったので政府の統計サイトで確認しました。
群馬県92.12%!!
圧倒的ではないですが。5割どころではない。しかもよく見ると群馬のほかに主な生産地は栃木、茨城と北関東であり、北関東3県で96%以上の割合を占めています。北関東の気候がこんにゃく芋の生育に合っているのでしょうか。不思議です。
佐野SA(2015/04/29 20:05)
下道を走るのがだるいので北関東道を経由して東北道の佐野SAに来ました。
栃木といえば……御用邸の月とレモン牛乳。
御用邸の月は萩の月のパクリです。あんまりおいしくない。特にクリームがね。どうせパクるならオリジナルより改良すればいいのに。鹿児島にかすたどんというお菓子がありますが、クリームは萩の月より甘さ控えめで生地もおいしく、個人的には萩の月より好みです。
そしてレモン牛乳。御用邸の月と一緒に飲むには甘くていまいちでしたが、これ単体で飲めば安っぽいレモンの味が何とも言えない懐かしさを感じられて良いものです。
甘いモノが続くとしょっぱいものが食べたくなる。佐野といえば佐野ラーメン。
佐野ラーメンは初めて食べました。あっさりしていると聞いたことがありましたが、たしかにスープはあっさりしてました。麺が平べったくて縮れていましたがそれも佐野ラーメンの特徴なんでしょうか。高速のサービスエリアで提供されているラーメンですので、これを佐野ラーメンの基準にするのは良くないかもしれませんが、普通にうまいラーメンという感想です。
おわりに
お守りも購入でき、おやきと御用邸の月は微妙でしたがそれ以外にはおいしいものも食べ、大変満足の行く外出となりました。
お守りのご利益に与りつつ安全運転に励めば、大きな事故には遭わない・起こさないをきっと実現できることでしょう。