江戸川沿いのサイクリングロードを散歩していると、「海から×km」という標識が目につきます。「この川を下っていけば海に行くのか。海まで行ってみたいなあ。」などと思うこともありますが、しかし近所の江戸川の標識は海から32km程度を示しています。
32kmをずっと歩くというのも骨が折れることですし、また夏の盛りで熱中症の心配もあり、なかなか考えを行動に起こすことができませんでした。
ところが、葛西の友人宅へお子さんを見にお邪魔することになり、せっかく葛西まで行くなら、日頃の考えとは逆であるものの葛西から江戸川を流山まで上っていくのも良いなと考え歩いてみることにしました。
葛西臨海公園
友人宅を辞去し、葛西臨海公園までやってきました。川が海に注いでいます。対岸は千葉にあるのに東京という冠がつくレジャー施設です。なじみのある川が海まで注いでいるのを見ると少し感動します。
ただしこの川、旧江戸川です。現江戸川はもう少し東寄りにありますが、そちらはまたの機会にします。
妙見島
東西線の橋までやってきました。地下鉄なのに高架の線路なのが不思議。船がいますね、流山の江戸川では船を見たことがありません。
東西線の橋から少し歩くと妙見島が見えます。工場が多いようですがマンションも見えます。……マンション建てて大丈夫なのかな、地盤とか少し心配です。
分岐
江戸川水門のあたりまで来ました。旧江戸川は国交省の管理下と思っていたのですが、ここまでは東京都の管理下にあったようです。
江戸川水門を過ぎるとすぐに江戸川と旧江戸川の分岐点です。下流なので当たり前ですが川幅が広い。流山の江戸川の印象とは違います。
海から11km、いつもの標識が現れました。流山まではまだまだ遠いです。
小岩
小岩までやってきました。もう小岩かという気持ちとまだ小岩かという気持ちがわいてきます。写真を見て思いましたが、東京の電車は長いな。これでも朝夕は大混雑するんだから一体どれだけ人がいるんだよって話です。
それにしても、このあたりの河川敷はよく整備されていてうらやましい。さすが東京。サイクリングロードの道幅も広く、多くの人々が歩いたり走ったり、あるいは自転車に乗ったりしています。千葉とか埼玉ではサイクリングロードの道幅が狭くなり、自転車とすれ違うときなど怖いのですが(たぶん自転車の人も怖いのでは?)、でも東京ほど人がいないので広げる必要も無いのか。
金町
金町までやってきました。国道6号が見えます。
本当はまだまだ距離があるんですが、なんとなくここまで来ると流山までもう少しという気がします。
日暮れ
日が落ちるとあっという間に真っ暗になります。サイクリングロードには街灯が無いので真っ暗闇の中を歩いて行くのですが、人が向こうから歩いてきてぶつかりそうになったり、すれすれで自転車に追い抜かれたり、とても怖い思いをしました。
ふと思いついて携帯のライトをつけたところ怖い思いはしなくなりましたが、道が見えないので歩きにくく危ない。このまま家まで歩くのは危険と判断し、南流山駅から電車で帰宅することにします。
南流山駅では屋台フェアというイベントが催されていました。各地のB級グルメが集まっていたようで、何かおいしそうなものがないかとぐるっと一回りしてみましたが、これといってなくそのまま電車で帰宅しました。
反省
葛西臨海公園を出発したのが13時半ごろでしたが時間が足りませんでした。夜になるのはわかっていたことですが、夜のサイクリングロードがあんなに怖いとは想像していませんでした。少し考えてみればわかりそうなことですが……自分の見込みの甘さに反省です。