北関東と岩手県
関東地方は1都6県より構成されていますが、このうち北関東と呼ばれる3県(群馬県、栃木県、茨城県)に対し、南関東とは異なる印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。私が北関東へ抱く印象はだいたい以下のようなものです。
- 自然豊か
- 素朴な人が多い
- 運転マナーが悪い
- 電車のマナーも悪い
一言でまとめてしまうならば糞田舎と言い切ってよいでしょう。正直なところ「岩手と大して変わらないんじゃねえの」と思っています。とはいえ、腐っても関東地方に属する地域です。東北も東北、ど東北である北東北に位置する岩手県ごときと比べるのははなはだ失礼なことかもしれません。
北関東の県と岩手県、大して変わらないのかそれとも全然違うのか。
県を比較する方法はいろいろあるのでしょうが、県の顔である県庁を比べるのもおもしろいでしょう。立派な県庁を建てた県が強い!……馬鹿らしいですが、立派な県庁を建てられるならばそれだけ税収があるともいえ、遊び半分で比較するにはよい指標となりそうです。
ということで北関東3県の県庁をめぐることにしました。
道の駅さかい(2013/05/05 23:48)
まずは群馬県庁へ向かいます。23時前に流山市の初石公民館前を出発し、流山街道を北上すること1時間弱、境町の道の駅さかいに到着しました。
流山から群馬へ向かうと境町を2度通過します。まずはこの道の駅がある茨城県の境町、2つめが群馬県の境町。。。と思ったら、群馬県の境町は市町村合併で2005年に伊勢崎市となっていました。
道の駅おおた(2013/05/06 01:18)
道の駅さかいから国道354号を走り、約1時間半ほどで太田市の道の駅おおたに着きました。354号は交通量も少なく、走りやすいのでおすすめです。
夜の道の駅は、昼間の賑わいが嘘のように静まりかえっていて、なんだか不思議な気持ちになります。寂しいような、でも気分が少し高揚するというか。
群馬県庁(2013/05/06 02:13)
道の駅おおたから約1時間、群馬県庁に到着しました。
でかい。よくネットで見かけるアレとはだいぶ違います。岩手とは全然違う。群馬県の勝ちです。
群馬県の県庁所在地は前橋市なんですよね。いつも高崎市と勘違いしてしまいます。
赤城山(2013/05/06 04:13)
群馬県庁の次は栃木県庁を目指します。赤城山を超えて沼田市へ、沼田市から国道120号を経由して栃木県へと向かいます。
片品村(2013/05/06 05:23)
順調に国道120号を走っているとチェーンが必要との看板が現れました。5月とはいえ山はまだまだ寒いのですね。周囲の景色も雪景色だし、寒いとは思いましたが路面凍結の心配をしなきゃならんとは。
菅沼なる沼?湖?がありましたが、こちらは凍っていました。
栃木県(2013/05/06 05:30)
栃木県の県境まで参りました。後は山を下り、宇都宮市を目指すのみです。
それにしても山深い。国道120号は初めて走りましたが、紅葉の季節に渋滞する理由がわかりました。紅葉の季節はさぞきれいなことでしょう。
栃木県庁(2013/05/06 06:58)
無事に山を下りて、栃木県庁まで来ました。
でかい。でも群馬県庁ほどではないかも。とはいえ岩手県庁とは全然違います。栃木の勝ち。
茨城県(2013/05/06 07:59)
県道1号を走り、茨城県まで来ました。意外と栃木から茨城が近くて驚き。県道1号から国道50号へ入り、水戸市へ向かいます。
茨城県庁(2013/05/06 08:44)
うん、でかい。岩手県庁と茨城県庁、文句なく茨城県庁の勝ちです。
結果
北関東とはいえ関東です。岩手県ごときと比べてはいけませんでした。
群馬も栃木も東京から新幹線で1時間もかかりません。水戸までは新幹線がありませんが、上野から特急で1時間少々ですから近いのに変わりはありません。風景は岩手とさほど変わらないと思うんですがね、しかし、やっぱり東京に近いってのは県の発展(立派な県庁を建てる)にプラスとなるのでしょう。
北関東の印象を改めることにしました。