おことわり
このページは昔公開していたページの誤字等を修正の上で、改めて公開するものです。そのため記載内容が古く、現在にはそぐわないものもあるかもしれません。ご承知置きください。
下ネタですね、おバカですね。でも今でも嫌いじゃないです。はい。
作成・更新日
- 2005/07/31作成
御前岩を見に行くについて
カブに乗って栃木県馬頭町にある御前岩を見に行きました。
はじめに
ツーリングマップルを眺めていたら、男なら見るべし
という文字を発見しました。なんだろうと思い、よく見てみると「御前岩」と書いてあります。一体なんだろう。私も男のはしくれなので気になります。
ネットで調べれば答えはすぐにわかるでしょう。しかしたまには自分で直接その場に行き、そして自分の目で見るのもいいかなと思い出かけました。
場所
栃木県の馬頭町、国道461号の茨城と栃木の境界近くです。余談ですが、2005年10月1日より馬頭町と小川町が合併し那珂川町となる予定です。
出発
2005年7月30日9時50分、東京都練馬区を出発します。オドメーターは12757km。天気はくもり、予想では夜から雨とのこと。いやんです。
迷う
11時50分埼玉県吉川市の栄小学校前に到着しました。ここは一体どこだろうと思いつつ地図を確認。とりあえず近くのジャスコを目指します。
茨城県下妻市通過
13時45分国道125号から県道へ進路変更。予定では国道125号から国道294号へ進むはずだったのですが、地図を見ると125号と294号が交わる交差点近くに”ジャスコ”の文字があります。ジャスコあるところに混雑あり。おばあちゃんの遺言です。ごめんなさい嘘です。しかもばあちゃんは父方も母方もまだ生きています。ま、母方のほうはボケちゃって私が誰だかわからないみたいですが。娘(私の母親)のことすらも理解できないとかなんとか。切ない。
閑話休題。
経験的にジャスコやイトーヨーカドー付近は休日になると混雑する可能性が高いです。イオンタウンのように大規模なものだとそれはもう、ええ。ということでジャスコを回避。田舎に住む方は覚えておくと役に立つでしょう。
関東鉄道黒子駅
13時55分黒子駅に到着しました。人がいません。全くいません。それはもうJR上米内駅の10時半って感じですよ(意味不明)。
道の駅にのみや
14時25分道の駅にのみやに到着しました。店員が訛っています。笑ってしまいました。東北地方の訛りとはイントネーションが違うのですが、似たようなところもあって興味深いです。
御前岩
16時15分御前岩に到着しました。この時点でオドメーターは12943km。さてどんな岩だろう。
解説
御前岩の解説看板があります。以下に全文を引用します。
奇岩 御前岩
今から約二八〇年前(元禄五年)徳川光國公が領内検分の折、御前岩をご覧になられると「これは誠に天下の奇岩じゃ」と驚かれて「かかるものを衆目にさらすことは、よろしからず」と土地の役人に命じて、御前岩の対岸に竹を植えさせました。
この竹を腰巻竹と言って、県道から直接には見えないようさえぎられております。また御前岩の中程から霊水がしたたり落ちたといわれております。言い伝えによると、当町大字大内久通地区に淵があり、サイマラ淵と名付けられており、川岸には巨大な男根石があり「オンマラ様」と呼んでおります。その「オンマラ様」は、明治の末期に大洪水があったとき、哀れにもくずれてサイマラ淵に沈んでしまいました。それを知った御前岩は悲しみのあまり、霊水の変化は見られなかったと言うことです。
御前岩の上には小さな祠があって、そこには木や石で作った男根が奉納されており、祈願されますと子宝・安産・婦人病・五穀豊穣・商売繁盛・健康長寿に大変御利益があると言われております。
かの有名なアメリカのインディアナ大学、性研究所の所長ポールゲブハート博士が、一九七六年十月十六日に訪れ、非常に興味深くご覧になられました。
一九八七年八月
馬頭町観光協会
光國ではなく光圀だろと思ったり、県道ではなく国道だろと思ったり、俺はポールゲブハート博士を知らんぞと思ったりしますが、それはさておいて。
これから見る岩は、徳川光圀も「天下の奇岩」とおっしゃったものということです。それだけ珍しいということですか。そして光圀は「衆目にさらすことはよろしからず」とおっしゃったと。つーことはアレか、人にあまり見せないほうがよろしいものっつーことですか。巨大な男根石という言葉も気になります。色々と想像してみましたが、なぜか割り箸といなり寿司しか脳内に浮かび上がりませんでした。石じゃないし。(木や石で作られた)男根が奉納されているのもすごい。男根を奉納ですよ。男根を奉納されて喜ぶのは誰だろうか。
そしてポールゲブハート博士。誰だよ。
ご対面
岩を見ました。要は女性の局部に似た岩ということです。このネタ岩で喜ぶのは中学生や高校生くらいではないでしょうか。あのー、ね、くだらない。ばかばかしい。観光客も私以外に誰もいませんでした。そりゃそうだろうな。家族揃って来るようなところではないし。
・・・と書きつつ、行ったときに「本当に霊水がしたたり落ちていたのかなー。それって奇跡だよな。しかし蔦の生え方と言い、これはもう狙ったとしか思えない。神様っているんだなー。」と思ったのは秘密です。
腰巻竹
岩の近くにある竹をとっちゃダメよと看板が立っていました。理由は腰巻竹だから。おかしいよね、その理由おかしいよね。無許可伐採云々ではなく腰巻竹だから取っちゃダメってあなた。
御前岩をイラストで
御前岩の近くに”ばとうイラストマップ”なるものがありました。それの御前岩を見ると・・・きてますよコレ。微妙に毛みたいなものが生えているし。
さようなら御前岩
16時30分御前岩前を出発。滞在時間15分。なんだかな。
国道293号を経由し、国道4号を目指します。
ところで国道461号って
とても国道とは思えないような道だったのですが、3桁国道なんてそんなもんでしょうか。254号や349号もそうだったし。
雨ふり
17時10分国道293号を走行中に雨が降り出しました。パーキングエリアで雨具を着込みます。雨でもなんでも来やがれ。こっちはケーヨーで買った1,000円のカッパがあるんだぞ。どうだ。
雨あがり
河内町で給油。4号に出たのであとはひた走るのみ。雨もあがって気分が高揚します。
まぎらわしい
19時30分、バイパスで無いほうの国道4号を走行中に花火を雷と間違えました。空がピカッと光ったので「また降ってくるかな?」と思ったのですがその気配はありません。なんだろうと思っているうちに徐々に花火の形が見えてきて、自分の間違いに気づいたというわけです。
アグリパークゆめすぎと
20時50分道の駅(まちの駅)アグリパークゆめすぎとに到着。カブの写真を撮ろうとカブから少し離れたところに立つと、足元に気味の悪い気配を感じました。足元を見ると大量の便所虫もといワラジムシが蠢いています。害虫ではありませんがあまり気持ちのいいものではありません。ワラジムシたちに驚かせてごめんねと謝り、そそくさとその場を去りました。
アグリパークゆめすぎとにお越しの際は大量のワラジムシにお気をつけください。
帰還
22時50分練馬区に到着しました。無事故で良かったです。
風呂に入り、ポテトチップスを食べながらその他雑種(2)をあおり、就寝。もちろん寝る前の歯磨きは忘れずにね。
まとめ
走行距離は358kmと、長距離ではなくかといって短距離でもない半端なものになりました。時間の割に走行距離が少ないという印象があります。でも今回は走ることが目的ではなく、御前岩を見るのが目的だったのでよしとしましょう。
ところで、御前岩は地元の男子中高生にはきっと”(自主規制)岩”と呼ばれていると思うのですがどうでしょう。少なくとも私が地元の男子中高生だったらそう呼びます。100円かけてもいいです。